現行の借地借家法の施行後に設定された
借地権に関する次の記述のうち、
借地借家法の規定によれば、正しいものは
どれか。

 

1 借地権の当初の存続期間中に借地上の
建物の滅失があった場合で、借地権者が
借地権設定者の承諾を得ないで残存期間を
超えて存続すべき建物を築造したときは、
借地権設定者は地上権の消滅の請求又は
土地の賃貸借契約の解約の申入れをする
ことができる。

 

解答×
借地権の当初の存続期間中の建物滅失に
ついては本肢のような規定はない。
なお、契約の更新の後に建物の滅失が
あった場合においては、借地権者が
借地権設定者の承諾を得ないで残存期間を
超えて存続すべき建物を築造したときは、
借地権設定者は、地上権の消減の請求又は
土地の賃貸借の解約の申入れをすることが
できる。

2 借地権の当初の存続期間が満了する
場合において、借地権者が借地契約の更新
を請求したときに、建物があるときは、
借地権設定者が遅滞なく異議を述べたとき
でも、その異議の理由にかかわりなく、
従前の借地契約と同一の条件で借地契約を
更新したものとみなされる。

 

解答×
借地権の存続期間が満了する場合において、
借地権者が契約の更新を請求したときは、
建物がある場合に限り、従前の契約と同一
の条件で契約を更新したものとみなす。
ただし、借地権設定者が遅滞なく異議を
述べたときは、この限りでない。

 

3 借地権の当初の存続期間中に借地上の
建物の滅失があった場合、借地権者は
地上権の放棄又は土地の賃貸借の解約の
申入れをすることができる。

 

解答×
借地権の当初の存続期間中に借地上の建物
の滅失があった場合についてはこのような
規定はない。
契約の更新の後に建物の滅失があった場合
においては、借地権者は、地上権の放棄
又は土地の賃貸借の解約の申入れをする
ことができる。

 

4 借地権の当初の存続期間が満了し
借地契約を更新する場合において、
当事者間でその期間を更新の日から10年
と定めたときは、その定めは効力を生じず、
更新後の存続期間は更新の日から20年
となる。

 

解答○
当事者が借地契約を更新する場合に
おいては、その期間は、更新の日から
10年(借地権の設定後の最初の更新に
あっては、20年)とする。
ただし、当事者がこれより長い期間を
定めたときは、その期間とする。

 

 

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