次に記述する宅地建物取引業者Aが行う業務に関する
行為のうち、宅地建物取引業法の規定に違反しない
ものはどれか。

 

1 宅地の売買の媒介において、当該宅地の
周辺環境について買主の判断に重要な影響を及ぼす
事実があったため、買主を現地に案内した際に、
取引主任者でないAの従業者が当該事実について
説明した。

 

解答 違反しない。
「宅地の周辺環境について買主の判断に重要な影響
を及ぼす事実」は重要事項説明の対象とされていない。
したがって取引主任者でない従業者が当該事実に
ついて説明しても業法違反とならない。

 

2 建物の貸借の媒介において、申込者が自己都合
で申込みを撤回し賃貸借契約が成立しなかったため、
Aは、既に受領していた預り金から媒介報酬に相当
する金額を差し引いて、申込者に返還した。

 

解答 違反する。
契約が成立していないので宅建業者が媒介報酬を
受領することはできない。

 

3 Aの従業者は、宅地の販売の勧誘に際し、買主
に対して 「この付近に鉄道の新駅ができる」 と
説明したが、実際には新駅設置計画は存在せず、
当該従業者の思い込みであったことが判明し、契約
の締結には至らなかった。

 

解答 違反する
従業者の思い込みによる「この付近に鉄道の新駅が
できる」 との説明は断定的判断を提供する行為に
該当する。
したがって契約の締結には至らなかったとしても
業法違反である。

 

4 Aは、自ら売主として、宅地の売却を行うに
際し、買主が手付金100万円を用意して
いなかったため、後日支払うことを約して、手付金
を100万円とする売買契約を締結した。

 

解答 違反する。
本肢の行為は手付についての信用供与に該当し、
業法違反である。

 

 

松村保誠の宅建試験最短最速合格法