Aは、Bとの間で、A所有の山林の売却について
買主のあっせんを依頼し、その売買契約が締結され
履行に至ったとき、売買代金の2%の報酬を支払う
旨の停止条件付きの報酬契約を締結した。
この契約において他に特段の合意はない。
この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び
判例によれば、誤っているものはどれか。

 

1 あっせん期間が長期間に及んだことを理由
として、Bが報酬の一部前払を要求してきても、
Aには報酬を支払う義務はない。

 

解答○本問では停止条件付きの報酬契約げ締結
されている。
よってあっせん期間が長期間に及んだとしても
停止条件が成就していない間は、Aには報酬を
支払う義務がない。

 

2 Bがあっせんした買主Cとの間でAが当該山林
の売買契約を締結しても、売買代金が支払われる前
にAが第三者Dとの間で当該山林の売買契約を締結
して履行してしまえば、Bの報酬請求権は効力を
生ずることはない。

 

解答×AのDに対する売却行為は故意に条件の成就を
妨げる行為である。
よってBは条件の成就があったものとみなすことが
でき、Aに対する報酬請求権を取得することになる。

 

3 停止条件付きの報酬契約締結の時点で、既に
Aが第三者Eとの間で当該山林の売買契約を締結
して履行も完了していた場合には、Bの報酬請求権
が効力を生ずることはない。

 

解答○契約時に停止条件が成就しないことが確定
している場合には契約が無効となる。
よってBの報酬請求権が効力を生ずることはない。

 

4 当該山林の売買契約が締結されていない時点で
あっても、Bは停止条件付きの報酬請求権を
第三者Fに譲渡することができる。

 

解答○停止条件付きの債権も譲渡の対象となりうる。

 

 

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