Aが有する権利の消滅時効に関する次の記述のうち、
民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

 

1 Aが有する所有権は、取得のときから
20年間行使しなかった場合、時効により消滅する。

 

解答×所有権は消滅時効にかからない。

 

2 AのBに対する債権を被担保債権として、Aが
B所有の土地に抵当権を有している場合、
被担保債権が時効により消滅するか否かに
かかわらず、設定時から10年が経過すれば、
抵当権はBに対しては時効により消滅する。

 

解答×抵当権は債務者及び抵当権設定者に対する
関係では被担保債権と同時でなければ消滅時効に
かからない。
なお、第三取得者との関係では抵当権単独で20年の
消滅時効にかかる。

 

3 AのCに対する債権が、CのAに対する債権と
相殺できる状態であったにもかかわらず、Aが
相殺することなく放置していたためにAのCに
対する債権が時効により消滅した場合、Aは相殺
することはできない。

 

解答×時効消滅前に相殺適状にあったなら、
時効消滅した債権を自働債権とする相殺も
認められる。

 

4 AのDに対する債権について、Dが消滅時効の
完成後にAに対して債務を承認した場合には、Dが
時効完成の事実を知らなかったとしても、Dは
完成した消滅時効を援用することはできない。

 

解答○本肢のとおり。

 

 

松村保誠の宅建試験最短最速合格法